nohohontanuki’s blog

たぬき 家を作る

母娘たぬきの青森旅行記3

お盆も終わり 8月も過ぎようとしていますが・・・
5月の青森旅行記の続き 書きたいと思います

えー仕事終わりに飛行機で移動
青森市内に宿泊し、仏ヶ浦を観光後 白神山地の入口 西目屋村で宿泊 ってトコまででした

ブナの里白神館ってお宿は 弘前駅からバスで50分ほど
大きな温泉大浴場があり アットホームで居心地の良い宿でした
和室もありますが、ツインルームもあり 
膝が悪くベッドでないとダメな母も 大丈夫でした~
HPから予約をして、問い合わせをしたら、翌日すぐにお電話をくださり
色々調整して頂きました ありがとうございます

すぐお隣に白神山地ビジターセンターもあって
見学された方が なかなか面白かったと おっしゃっていましたが。
私達は時間がなくて 見れませんでした、残念

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本日の目的地 白神山地 鰺ヶ沢町の白神の森遊山道


白神山地世界自然遺産に登録されている ブナの天然林が広がる山々です

白神山地の中の 十二湖が見たくて企画した旅行だったので
混雑する(であろう)GWを外しての 5月下旬という選択だったのです
(十二湖は海沿いにあるし、五能線が近くを走っているので 春早くても観光可能)
白神山地を案内するガイドさんがいると知り 白神山地の山の方もも見たいな~と
ゆったりとした日程で休暇をとりました

いくつかのガイド社を紹介するサイト 「白神カレンダー」を見つけ
あれこれ検討をはじめました
ところが
本格的な観光シーズンは6月からなんだそうです
白神観光の起点のひとつ アクアグリーンビレッジANMONへのバスも
6月にならないと ないんですよー・・・皆さんマイカーで行くのね・・・

母たぬきは ゆっくりとであれば 多少の野歩きはできますが
山歩きは ちょっと厳しい
平地もゆっくりでないとダメなので ツアーに参加すると 皆さんの歩く速度についていけません
ガイドツアー利用を諦めかけた時 白神カレンダーに載っていた ガイドグループに
「ひとグループにガイド一名」という 「白神マタギ舎」さんを発見したのです

高齢母娘旅であること
山歩きは好きだが、二人とも足に問題があること、 などなど
事情を説明して メールしてみました

装備の相談や、今年の気温、などの質問にも
メールのやり取りで 事細かく相談に乗ってくださり 
宿まで車でお迎えに来て、案内後、希望の宿までの送迎も実費でお願いできました
今回、白神観光で 安全で安心 大満足の旅行ができたのも
白神マタギ舎の牧田さんのお陰です
本当にありがとうございました

ツアーに乗らずに 白神を単独で回りたい方は お勧めです
上にリンクを張りましたが HPをご覧になると どのスタッフさんも専門知識をお持ちなのが分かりますよ
こちらの希望に合わせて色々とアレンジして頂け 希望通りに ゆったり周ることが出来ました



さてー5月28日の朝に戻ります

9時にホテルのフロントで チェックアウト
チェックインの時にお願いしていた おにぎり弁当を受け取り
フロントの方から 「ガイドさんが外でお待ちですよ~」と 教えてもらいました

本日の目的地 白神の森遊山道 へ向かいます

牧田さんは 60代?位の男性で 大学の先生だった方
道すがら 木々や山の事、土地の事を楽しく説明してくださいました
途中、トチノキの花が咲いていると 車を停めました

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とち餅の 栃の実のなる 栃の木の花
数年前 御茶ノ水の順天堂病院まえの とちの実の写真を記事にしましたが
お花はこんな感じで ひとつひとつは ずいぶん小さいです
ひとつの花で1センチ位ですかね?
そういえば、栃木県って名前 この栃の木と関係あるのかしら・・・

栃の木の根元では 根曲がり竹の花も咲いていました
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竹は花が咲くと枯れちゃうけど 根曲がり竹も実がなると枯れちゃうそうです
実生で 子孫が増えていくのだろうけど・・・
枯れちゃうのなら 数年はココではタケノコ出ないのかしら・・・

途中の 林檎畑や 名物のとうもろこしの畑等を抜けて
白神の森遊山道へ到着です


虫除けしたり、装備を確認している間に 牧田さんが入山手続きをしてくれました
ここから 遊歩道を進みます

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谷空木(タニウツギ
仏ヶ浦でも咲いていたけど 日本海側に多いそうです。

青森での別名はガジャ 他の東北地方でも似たような別名があるんですって。
どうも東北全体で 葬式花と呼ばれていて
この木の枝を骨拾いの箸としてとか 葬儀関連で使ったみたいです
枝が空洞になってることが関係しているのかなぁ?

こんなに、かわいい花なのにね
華やかで山で咲いていても とても目立ちます


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雪笹(ユキザサ)
周りにある、ハート型の実はカタクリの実
お花は終わってました

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たぶん、カンアオイ
根元に 地味ーな花があるんですけど、目立ちませんね


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稚児百合(チゴユリ


登山用ストックで指している、くの字に曲がったヤツです
こういうの普段気づかないんですけどねぇ
なぜか この時はふと 「こ、これは何?」と・・・ 聞いてみたら ナメクジなんですってーーーーー
おっきい・・・

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黒文字(クロモジ)
和菓子を食べたりする 楊枝の黒文字の木です


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朴の木(ホオノキ)の葉
旅館とかで、朴葉焼きとか~朴葉味噌とかの・・・ あの朴葉です
朴の木の葉っぱです
一枚がこのサイズ


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朴の木の花の・・・なんだろう
花を覆っていた 皮?
朴の木は とても大きくなる高木で
そのてっぺんで咲くので ココでは見ることが出来ませんでした

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朴の木の花びら
花びら一枚なのに、クンクンすると すんごくいい香り!!香水みたいです
牧田さんが以前、車の運転中に 折れた枝に咲く朴の花を拾って
あまりにいい香りなので 持ち帰ろうとしたら 
車の中でニオイまくり 同乗していた人が 頭痛になってしまい・・・
捨てて帰ったそうです・・・ 元祖スメハラですね


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朴の木の花
翌日 山の斜面の道から、谷あいに咲く朴の花をパチリ
先程の葉っぱのサイズと比較して、花のサイズを考えると。。。直径15~20センチくらいの花ですかね?
以前から似てる・・・と思っていたけど タイサンボクの親戚らしい
てことは、木蓮とも近いのね

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朴の木の花
上の花は開ききってるけど コチラは開いたところ
遠くてピントが合わせられませんでした
きれいで 香りが良くて 立派な白い花です

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山野草にもどって
白根葵(シラネアオイ
葉っぱの上に乗っている 白いものは 栃の木の花


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白根葵
ココでは沢山咲くらしいのですが そろそろシーズンも終わりで
群落がひとつだけ 咲いていました
儚げで 山野草にしては比較的大きな花ですが 花の寿命は短いみたいですね
一見 クリスマスローズ風にも見えるのに・・・

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延齢草(エンレイソウ
おおきな三枚の葉の上に ちょこんと花
本当は もう真ん中に実が出来つつあって、花びらに見えるものはガクらしいです
はなびらは、元々ないらしい

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食べると美味しいキノコらしいですが、ココでは採集は禁止


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歩いてきた遊歩道はこんな感じのところ

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平らなところもあるけど 緩やかな高低差があって
母たぬきは えっちらおっちら がんばりました


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東屋にて休憩 
白神館で作ってもらった おにぎり弁当
屋根とテーブルセットがあって こちらで昼ごはんです

午前中だけでも 沢山の花や木を見ることが出来ましたが、やはりガイドさんが居ると 全然違います
歩くことに必死になっちゃうと 周りが見えなくなっちゃうんですよね
行き先をお任せできるのは やっぱり安心です


午後も、もうちょっと歩きます