nohohontanuki’s blog

たぬき 家を作る

たぬきの 旭川 その1 行くまで編

そもそも。
今回の旅行の発端は 2016年に台湾中部の 杉林渓と渓頭へ行き
その間にある池 忘憂森林へ行ったときのこと

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忘憂森林

現地のドライバーさんの手配をお願いした、台中の旅行社の方へ
忘憂森林のことを聞いたら
「忘憂森林はそんなにオススメでもないんですけど~」と 言いつつ
「そう言えば 北海道に似たようなトコあるらしいですね」 と教えてくれました

なぬ?
似ているところ?
んで調べてみた場所が 美瑛の青い池 だった訳です。

えぇ、見た目 青い池が 圧勝です。
旅行社の日本人ガイドさんにしてみたら、こんな苦労して忘憂森林行かなくても
北海道の方がいいんじゃない?って 思ったんでしょうねぇ・・・

灯台下暗し。


で、まぁ いつか行こうと思いつつ
青い池に行くくらいなら まずは 青池が先だろうよ! ってことで 去年の青森旅行になりました

イメージ 2
青森 白神山地 十二湖の青池

青池へ行くきっかけが 2002年・2004年の九寨溝だったことを考えると

イメージ 3
中国 四川省 九寨溝の五花海 (チベットに近いところです)

どんだけ池がすきなんじゃ って流れですが
決して 池マニアとか そういう訳じゃないので 念の為。



一応 今の所 池シリーズ完結編とでもいいますか。
青い池がメインの 北海道旅行の企画が始まったんですよ

当初は 千歳から入って 星野グループのトマム旭川を回ろうかとも思ったんですが
旭岳にロープウェイがあって 山の上に連れて行ってくれるというので
旭川重点で回ることにしました

9月14日から3日間
飛行機と宿セットで予約してー
美瑛は 混雑してるだろうから 青い池中心で 初日にサクッと回って~
二日目まるまる使って 旭岳満喫!
三日目は旭川市内 上野ファームへ~

という 超まったり企画を立て 初日の美瑛はタクシーをお願いし、あとは出かけるだけ って状態でした





9月6日(木)朝
出勤途上でスマホチェックして地震発生を知りました
出発まで10日もない時期の地震でしたが、旭川は遠いし
飛行機の運行状況を見ると 多少の遅れで飛んでいたので 大丈夫だろうと思ってました

昼のニュースチェックで 停電を知る
それでも まだ 全道って意味がわかってなくて・・・
ロープウェイのHPも更新されてなくて 運行しているのかどうかも確認できず
(全道停電なんで 当然止まってましたが)

夕方になると 本当に全道停電なんだと理解

どーする、ワタシ!!
行けないのー??
いや、被災された方を考えると 行っちゃいけないのかしらー??



9月7日(金)
地震の被害の状況がだんだん判ってきて
直接被害は 札幌くらいまで、と理解

停電はどうなるのか 発電所復旧すれば 直接被災地以外は
早々に元通りになりそうだけど
まだまだ わからず

とりあえず 週明けまで 考えない! と 決める。
夜、JALから キャンセルについてのご案内メール 第一回着。



9月8日(土)
停電が復旧し始める
砂川火力発電所が 割と早い段階で発電開始したらしく
発電所に近い 旭川の復旧は早かったです

そして・・・旭岳ロープウェイ運行再開!
電力の安定供給された後、点検後に運行再開と HPにあったので
旅行までの再開は絶望視してました
そして、これが動かなければ 中止・延期するつもりでした
旭岳までのバスも運行を再開し、行けると判ったときの 母の喜びようから
これまでは 中止する材料探し だったのを
実施するにあたって 困難なものの代替え案さがしに

夕方、JALから キャンセルについてのご案内メール 第二回着。


9月9日(日)
ネットで情報収集


9月10日(月)
予約していた美瑛の個人タクシーさんへメールして
「 地震など被害は内陸~道北はほとんどございません 」 との回答を得て
7割がた旅行決行を決める
その後の余震などの状況を引き続き注視


9月11日(火)
飛行機も ホテルも ロープウェイも ホテルも 問題なし
唯一の不安材料が JR富良野線
まだ一部運行、間引き運転でした

当然ながら 観光客は激減
この辺りまでの報道は 観光については 札幌~千歳での北海道を脱出する観光客についてばかりで
これから行こうとする人が いなくなるのは当然です
それでも「被害がない」地域の事を考えると 私達が行く意義もあるのでは?と思うように。


9月12日(水)
出発することに決定
荷造り開始




高齢の母を連れて 被災するリスクを考えると 最後まで迷いました
私達の飛行機は 往復とも旭川空港利用だったので 可能だったと思います
千歳発着だったら 諦めたかもしれません

震源から遠い旭川でしたが
もし もっと大きな地震が来て 不安定な運用をしている発電所に被害が出れば
再びブラックアウトの危険がないとも言い切れず
荷物に ランタンを入れての出発でした

旭岳は いまも噴気の上がる火山なので それも考えましたが
今までの地震で 直後に噴火する、ということはなかったし
ネットで異常が出ていないか 見ながらの判断でした

山の装備として チョコや甘栗、ミネラルウォーターも持参しました

不便も含め それなりな覚悟のもとに 出発したのですが
イオンには食料もあふれ おみやげ屋さんにも欠品なく 
電気屋さんには 電池が普通に売っていました
まったく地震の気配すら感じない旅でしたよ
観光客が少ないくらいで・・・
旭川では 食べマルシェというイベントが盛況で 元気な北海道を見ることができました



この3連休は 函館山の夜景を見る観光客が9割戻ったとのこと
風評被害が 北海道の観光業を潰してしまうことはなさそうです
ヨカッタ、ヨカッタ。

これからも 日本はどこでも 災害リスクは高いままだと思います
地震活動期に入ってしまった上に
温暖化で 海水温があがり 大きな台風も増えたようです
地震に火山に水害。

乗り越えていく体力が必要ですね。