nohohontanuki’s blog

たぬき 家を作る

母娘たぬきの台北 2016夏 その4

台鉄 区間車に乗って 16時半くらいに 基隆に着きました
基隆駅は 大改修工事中らしく ホームと改札は新しくなってましたー

でも旧駅舎は残っていて 改札からトコトコ歩くこと 数分

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建物はコレだったけど 前からこんなに かわいらしい駅舎だったっけ???
ツーリストインフォメーションで お祭りの場所と時間を 再確認して
一応バスのりばを 聞いて・・・


時間が 2時間ほどあったので
体力温存の為 こちらの博物館のカフェでまったり休憩

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広々してて 居心地よかったですよ
裏手はすぐ港でした



いつまで残っているか判りませんが 今年(2016年)の中元節のHPです
中元節は 日本でいうところのお盆で 日本では仏教の行事ですが
中国では道教でも 似たように死者が地獄から戻ってくる日なんだそうです
ちなみに期間は 鬼月と言われる、旧暦7月の一ヶ月間
地獄のドアが空いて 亡者がもどってくるので 供養するのだそうです


基隆の中元祭が大きいのには もうちょっと由来があるらしく
昔、基隆が鶏籠と呼ばれていた頃
街に入植者が多くなり 争いごとが絶えず 犠牲者もたくさん出て
これを抑える為に 同姓の人々が協力して持ち回りで お祭りを行うことになったそうで。
そう、郭さんとか 林さんとか 同じ名字の人々が協力して お祭りを実施してるらしいのです

ねぶた祭りのように 灯りをいれた山車のパレードがあったり
色んな催しがあって 日にちを間違えると 大変です

今回見学したお祭りは 旧暦7月12日に行われる 主普壇開燈放彩 という行事です



休憩後 タクシーに乗って 中正公園へ
そこに 主普壇 という このお祭りの為の建物があるのです

タクシーは主普壇そばのロータリーまで連れて行ってくれました
そこから 港方面が見下ろせる展望台へ

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ガントリークレーンの向こうには東シナ海が見えました
そして 展望台から 海と逆方向を見ると

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なんだか ひじょーに嘘くさい写真になりましたが(笑)
変に賢いデジカメ君が 勝手に黒つぶれ補正をしてくれた結果が この写真
左手に見える 赤い建物が主普壇です
お祭り仕様で たくさん飾り付けされてます


展望台から見下ろした駐車場にいた 女の子
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お祭りを前にしても やっぱり猫は外せません
あそんで欲しかったにゃぁ


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これを見ると 今年の主催は郭さんチームらしいですね
(一行目の最後に郭姓ってかいてあります)

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お祭りに集まった人たち
思ったより 少な目でした 意外~

で、真ん中から ふた手に分かれた 左手の席は 全員お揃いのオレンジ色ユニフォーム
きっと 彼らが 郭さんなのね
ここで 「郭さ~ん!」って 呼んだら みんな振り向くのね(笑)

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だんだん 日も暮れてきて・・・
お祭りは 19時からとなっていましたが 6時半位から 始まりました
奉納する時間が19時なのかなー???

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左手の少年たちは シンバルの様な鳴り物
右手のおじさんたちは 中国のラッパのような楽器や 沖縄の三線のような楽器
中央近い オレンジの服のおじさんが 歌い手さんでした

歌い手のおじさんは 汗が滝のようで 大変そう・・・

音楽が終わると あっという間に お供え物など準備して
お坊さん(道教のお坊さんってなんて呼ぶんだろう?道士?)が登場

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オレンジ色のユニフォームの 郭さんたち全員が お線香持って整列
お坊さん?の唱える 声明?に合わせて 皆さんで お祈り

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声明が終わると 全員で 主普壇の上へお参り
お線香たてる所が 上にあるのかしらん??

恐らくこの後に いろんな出し物が催されるのだと 思うのですが
(広場のそでで準備している人たちが大勢見えました)
高齢の母を連れて 帰らねばならないので この辺で退散することにしました



で。

人混みを抜けて

写真を撮りに来ている アマチュアカメラマンの列を 抜けて

帰路を トコトコと 歩いていたら

背後から なにやら カウントダウンの声が・・・

ん? と 振り返ると



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おお~ イルミネーションが ついたじゃないの

と 思ったのも つかの間。






ひゅーーーーーーー ドドーン!!

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えー!! 聞いてないー 
焦りまくる たぬき。

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どどーん!!
ひゃー


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ひゅ~~~~~~

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どどーん!!

10分位続いたでしょうか?
いや、びっくりした。
知らなかった、花火が上がるなんて。
スゴイね 郭さん。
同姓の会って すごい企画力があるんだね

この日の催しだけじゃなく 
パレードとか 
灯籠流しとか 
いっぱいある催し物を 運営するのは大変だー
お疲れ様です

ステキなお祭りを見せて頂いて ありがとうございます




さて。

お祭りを後にして 中正公園から 基隆の街へ降りないといけません
来る時は タクシーでしたが 帰りは 「行ったらなんとかなるよー」 との話で・・・(笑)

どうしようかね と言いつつ。
ゆっくり歩いて 下山を始めたら 意外とタクシーが 走っているじゃないですか
折よく登ってきたタクシーに 手を降って 乗せてもらい 
次の目的地 基隆夜市まで 連れて行ってもらいました

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基隆の夜市は かなり有名なんですが。
いままでも 夜市自体に あまり興味がなかったのですね 
だから 前回の台中で 何を食べてよいか判らず 路頭に迷ったので 
今回は しっかり予習してきました

さらに、前日に マッサージの林さんのとこで 聞き込みをしたら
爪ケアのおじさんが 基隆出身ということで
オススメをお聞きしたら 予習結果とほぼ同じ。
なのでで ヨシヨシと。

まずは
 
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25 邢記鼎邊趖
なんて読むか判らないけど・・・
麺やさんです
日本人の説明では コレをワンタンと紹介しているところが多いですが ワンタンではないですね
幅広で 短い 正方形の様な 麺です
かなりモチモチです ← ココがワンタンではないと思う所以
スープは出汁のきいた 塩味
キャベツやきくらげなど 色々な野菜と 二種類のお団子が入ってます(エビのつみれ?)
クセもなく 美味しいですね

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25-3 排骨羹、手工捲、紅燒鰻
鰻がある、ということで 入ったのですが 正直 鰻だったのかどうか 判りません
ていうのは 母たぬきは 「これは鰻じゃない」と言い張りまして・・・
私は、うなぎは蒲焼きでしか 食べたことないので それが正しいのかどうかも判断はつきません。
ちなみに、右手奥が 問題のうなぎ
開いてぶつ切りにして 揚げておいたものを 注文するとスープを掛けて出してくれる料理のようです
うなぎかどうかは置いておいて 味が悪かった訳ではありません

左手奥は 紅焼蟹
手前は 焼鶏巻
母たぬきは海鮮が大好きなので 蟹も喜んで食べていましたが 食べる所は少ないです
それは、料理法以前の問題ですね
蟹の味付けは美味しかったですよー

鶏の方は、鶏と野菜を湯葉巻きにして揚げてあるのだと思います
赤い甘いソースがかかっていました


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16 天婦羅
てんぷら なんですが 東京あたりの天ぷらではなく 鹿児島の天ぷらですね
揚げたてさつまあげです
アチアチをもらえるので やけど注意         たぬ姉に口に入れてもらったらやけどしました・・・トホホ
これも 甘い赤いソースがかかっています
母たぬきは このソースがお気に召さなかったようです
そういや、鹿児島って醤油も甘いそうですが・・・
台湾の醤油も あまいヤツがあるらしいので やっぱり近いんでしょうねー

他にも美味しいもの 沢山あるようです
泡泡氷とか・・・長蛇の列だったけど。

基隆の夜市のお店には 全て番号が付いています
どのガイドブックにも おそらく番号入りで書いてあると思うので
それを参考にすると 似たようなお店が合っても間違うことはないと思います

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基隆の夜市は 正確には 廟口夜市 という様ですが
その廟
奠済宮さんです
夜市があまりにスゴイ人出なので お参りを忘れちゃいそうです
ていうか 殆どの人は スルーしてますね

さきほど食べた 天ぷら意外の2店舗は 廟の門内にお店があります
それでスルーって すごいですね・・・




日曜だったから あんなにスゴイ人出だったのか
それとも ほとんど外食の台湾では 連日あんなに人出があるのか
とにかく 熱気がすごかったです~

この後 夜市を出たところにある 三兄弟という クーラーの効いた甘味やさんで 
かき氷食べて クールダウンして タクシー拾って 基隆駅へ

基隆からは 往路と同じ 台鉄で台北に戻りました