nohohontanuki’s blog

たぬき 家を作る

避暑にいくなら・・・

もし、もし 宝くじが当たって お金とヒマがたくさんあったら。。。

私、避暑にいくなら ココです

イメージ 1


ここは 中国の四川省の奥地 もうちょっとでチベットって位置になります

「 九寨溝 」 って トコです

石灰質の地質が隆起した高地で 標高も2000m以上あるので 涼し~のです

どうかすると 人によっては高地反応(高山病)もでる という場所です



この写真は2002年10月なんですが。

見た目 涼しい写真を~~~と 探しました



ここね。。。

いまでこそ 中国の 四川省成都から 更に飛行機で1時間ほどで行けますが
 (空港から1時間くらいか?)

たぬき訪問当時は まだ秘境でした

飛行場も建設中で 成都から途中1泊して バスで二日がかりでたどり着く そんな山ん中なんですよ
 ( ま、中国の強行軍ツアーは 一日で爆走するらしいですけどね )

野生のパンダが いるかもしれない、 そんな 秘境

二日がかりでバスで踏破した新道も 当時 出来上がって数年しかたってなくて。

そりゃもう 「 天をつくとは このことか! 」というような 断崖絶壁の濁流の川沿いを

うねうねと さかのぼっていくという 新道でした。

新道だけに 道はきれいだったけど 始終 道路保安の人員がチェックしていて

落石の多さ 転落したバスのウワサ ウワサ通り道の下に転がっていた残骸・・・

神経の細やかな方には 向かない旅行でした



でも あまりの美しさに 母たぬきを連れて 2004年再訪


そして 2008年5月 四川大地震。。。



あれはねぇ・・・行って見ていたから想像つくんだけど

茂県の街こそ 多少開けていたけど 
(被害の酷かったあたり)

あとは 言葉のアヤでもなんでもなく 岩肌に張り付くような街だからねぇ

崩落しないほうが おかしい・・・

先日 NHKで 臥龍という地にあったパンダ繁殖センターの その後の1年を追った番組をやっていて

地震の瞬間の山の画像が 出たんだよ


センターの裏山?は それこそ 桂林のとんがった山みたいに そそり立っていて

そのてっぺんで まるで ビルを破壊するダイナマイトでも 爆発させたんじゃないか・・・

そーんな 土煙と 土砂崩れでした・・・

ちなみに。

あの辺りでは大きな地震はなく安定した地質、的報道がされていましたが。

茂県の上流に、巨大な地震湖があったんだよねー

50年位前に出来たって 言っていたよ




片道2日かけて 踏破した 第一回訪問


第二回目では 川に落ちたバスを引き上げてる現場にも遭遇しました

そして 天候不順で帰りの飛行機に乗れなかったので 

半日で 成都まで爆走しました。。。

ええ、第一回目のツアーで 二日かけて踏破した新道を、です。

たぬきの渡航暦の中でも タブン あれが 一番危険な行為だった
 (添乗員の判断でしたがー 彼 熱だしてたんだよね~~~)

だって 片側1車線の道 過積載のトラックが センターライン踏んでバンバン走ってる道を、だよ。

それも、現地午後2時頃出発したので あの渓谷の道を 真っ暗な深夜に爆走したんだよ
 ( 成都到着 午前2時 )

運転手も死にたくないから 居眠りなんて しないだろうけど

ちょっとでも コックリしたら 文字通り奈落の底、でした

旅慣れた熟年ツアーの おば様方も 誰一人居眠りしませんでしたよ


 

・・・別の意味で 寒くなってきました・・・




「 九寨溝 」よね!


黄龍九寨溝は 世界自然遺産に登録されています

もともと チベット族の聖地で 外の世界には 教えていない土地だったみたいで

中国の政府が その存在をしったのは 5~60年前の事

開発の波が やってきて 森林伐採などで聖地が荒れるのを危惧した チベット族の方々が

国へ保護を求めたことがきっかけだったようです

なので 広い公園内には いまもチベット仏教の寺院が残っています

内部に住んでいた村の人々は 強制移住となってしまったようで 村の跡だけが残っています





この 青い湖は 石灰質の地質からでる 豊富な地下水からできた

露天の 鍾乳石から出来ています

鍾乳洞とかに 棚田があるよねー?

あれと同じで 段々畑のように 堰ができて そこへ木の枝や葉が積もり

木が生えてきているのです

だからここも 湖のように 穏やかなため水ではなく 流れがあるんですよ


水がきれいな 青なのは

石灰を多く含んだ水なので 流れながらも 浮遊物にくっつき再結晶化して

沈殿して・・・湖底が真っ白になるから だそうです

 


山の 谷全体 こんな風に点々と 湖や滝があって

国定公園になっています

外部の車両は一切入れず、公園のエタノールバス?が巡回してます

世界遺産の制約も厳しく 日本の国定公園より 管理されてるなぁって印象

その分 神秘的な雰囲気には マイナスですが・・・


いまや 中国でいちにを争う 避暑地になってるらしく・・・

ホテルも 超高級なものがたくさんありますよ

ここへ1ヶ月ほど避暑へ。。。。 あこがれます。。。