nohohontanuki’s blog

たぬき 家を作る

道徳のおはなし

ちょっとブログめぐりをしていて 思い出したんですがね・・・

中学1年のときの道徳の授業で 忘れられない話があるんですよ

美談じゃありません





あらすじ は ですねー



ある町に パンやを営む 中年女性がいました

彼女は独身でした

毎日楽しいこともなく 単調な日々でした




ある日 お客さんの中に 硬くなった前日の 安いパンを

毎日毎日、買いに来る男性に気づきました

男性は 汚れた上着を着て やってきます



毎日 その姿を見ているうちに 同情から恋に変わってしまいます

「お金がなくて 毎日安くて硬いパンを買っている彼の為に 役立ちたい」と

なにかしたくなるのですが

なんとか 彼を傷つけない方法をと考えます




そして チャンスを待ち 彼が余所見をした時に

硬いパンの間に バターをはさんで そしらぬ顔で 渡しました



 

翌日 彼はカンカンに怒ってやってきます

彼の仕事は画家で パンは絵を消すために使っていたのです

バター入りのパンで 絵が台無しになってしまいました・・・




彼女の恋はやぶれ また 単調な日々が・・・・





・・・中1の 教科書です

確かに 彼女のとった行動は 迷惑をかけた

善意が善行となるとは限らないと

善意の押し付けはやめよう という趣旨のお話だったのかもしれない

でもねー・・・





なんか 大人のおバカで哀しい失恋話を こういう道徳の話にするって どうなんでしょ

中1当事 もっのすごーく 違和感あった

小学生じゃないんだから そろそろ恋愛感情もいれようという 趣旨だったのかな



わたしは いまだに 曲がったことが大嫌いな

精神年齢が お子ちゃまなたぬきです

だから この話がイヤだったのかな



このトシになっても こんな哀しい話を 子供の教材に使われた おばさんが可哀相だと思っているよ

道徳の授業、と聞くたびに 今でも この話だけは思い出すんだよねぇ

この題材 教材としてアリだと おもいますか・・・?