nohohontanuki’s blog

たぬき 家を作る

こころが疲れてしまったヒトへ。 また、その身近なヒトへ。1

えっとですね。
たぬきが15年勤めた会社を退職した理由は「過労性うつ」ですよ
生来の性格が「なまけもの」だったから、退職したらすぐに治りましたがね(^^;


転職中に1ヶ月だけ籍を置いた会社でも、ウツになるヒトがいたんです。
もとの会社でも、配置転換やら営業スタイルの変更やら・・・
ウツになったひとがいるというウワサも聞いてます。
最近、私自身がそういう年代になってきたのか、身近にそういう話をよく聞きます。
でも、その病気にどう対処したらいいか、判らないヒトも多いんだと思います。

みんなオロオロします。
でも、それは恥ずかしい事じゃない。
私もどうしたらいいか判らなかった。
あとからなった人も、自分が・家族がそうなったこと みんな困惑します。

いつ自分にふりかかるか判らない病気として
いつ自分の大切な人が、大切な友だちがかかるか判らない病気として
知っておいてほしいこと、があります。






簡単に言えば、ウツは心の病。
でもなってみないとわかりませんよね

激痛があるわけじゃない
レントゲンに写るわけでもない
血液検査でもわからない
かかってしまったヒトは、まず「自分がウツである。」という認識を受け入れるのに時間がかかります。


仮にお医者さんに「ウツ」の診断をしてもらったとします。
診断書も書いてくれます。

それでも、似たような状況にあるはずの同僚などが発病していないと

「自分は甘えてるだけなんじゃないか?」
「みんなに申し訳ない」

家庭をもっていれば

「休職なんてしたら、生活はどうなる?」
「今後の仕事や収入に響くんじゃないか?」と心配にもなってしまって

自ら率先して「病気だから療養しなくちゃいけないんだ」って思うことを遠慮しちゃうの。




重ねて言います。
うつは病気です。



脳内のホルモンバランスが崩れて
憂鬱な状態から抜け出せない状態だと思ってください

人間は、ひどい落ち込みに陥っても
いつかは立ち直れるハズなんです。
すこしづつでも、浮上出来るはず。
悲しいことがあった後でも、可笑しいことがあれば、笑えるときが来るんです。

それが、出来なくなってしまう状態。
脳内で落ち込んだ状態から抜け出せなくなった状態をウツと言うと思ってください。

だから、自分の心が弱くて病気になったとか、考えないで
もしかしたら、そうなりやすい脳っていうのもあるのかもしれない
でも、それは自分の努力が足りないからじゃないハズだよ




ストレス性のウツ以外にも
糖尿病とかの、特定のお薬の副作用で、一時的にウツになるひとも居るんだって
そういうヒトはそのお薬を止めれば、ウツ状態からは抜け出せます

変なコトバかもしれないけど、物理的な病気なんだよ
だからこそ、治療ができるんだよね




まずは、受け入れること
そして、焦らずに治療していこうと思うこと
必ずしもお医者さんに頼らなくてもいい
でも、自分の病気を責めないでほしいの

それが、ウツにかかったヒトが
一番最初に越えないといけないハードルです