nohohontanuki’s blog

たぬき 家を作る

タイズ滞在 その2 2005年12月8日(木)

イメージ 1ジブラを後にして、昼ご飯にイツブの町へ移動。
イツブは標高1850mほどあるそうで、見晴らしのいいレストランで昼食でした。

ここは展望レストランで、広い駐車場にテントを張って、結婚のお祝いをしていたよ。
男性はここでもジャンビアダンス。                               花嫁さんとか、女性はテントの中だったのかな?
覗いてみたかった!                
                                            
                                            


レストランはとても広くて、私たちの座る長テーブル以外、同じくらいの長テーブルが埋まっただけ。
もう一方のテーブルに、アデンから来た女学生の集団がいたんだ。
私たちに興味津々で、その内ちょっとした小物を交換したり・・・
たぬきは女学生とスカーフを交換したよ。
最終的に記念撮影大会になってしまった。。。
イエメンで女性の写真が堂々と撮れたのはこの時だけ。
左の女性が、通常のイエメン女性のスタイルです!
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指輪してるし、マニュキアもばっちり。
裕福な家庭らしく、カメラつきケータイ持ってたよ。
でねー「モバイルナンバー教えて!」って言われたの。。。
仮に通じたとしてもさ、どうやって喋るんだい・・・



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食後はイツブの町を一望できるホテルのお庭に入れてもらった。
ホテルは山の頂上近くにあるんだが、途中は超高級住宅街だったよ。
イエメンにもやっぱりお金持ちはいるんだなぁ・・・。

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この山の更に頂上近くに、軍事施設があるとのことで兵士が監視していた。
ホントは兵士の写真なんて撮っちゃいけないんだけどね。撮った後「内緒だよ」って言われちゃった。





イメージ 6タイズに戻って、スークのぶらぶら歩きにでかけた。ホテルは旧市街にあり、スークまで3分くらい。
イスラム諸国はどこもそうなんだけど、店主も買い物客もほとんど男性。

まずはモカコーヒーを購入。
ここで、たぬき くしゃみが止まらなくなったのです・・・
通りすがりのイエメン人が振り返るほどの連発。
アラビア風のコーヒーはカルダモンなど香辛料を入れて飲むのね。
店内で何かの香辛料を挽いていたんだと思う。
それに花粉症持ちのたぬきのアレルギーが過剰反応。でも日本でもあんなに連発したことはないのよね。
注文だけして、あとで引き取りに来た時にはくしゃみは出なかった。何に反応していたんだろう・・・

イメージ 7コーヒーは母たぬきに任せ、たぬきはレンズ豆を買ってみました。
このお兄さんのお店で買ったの。愛想笑いもないけど、真面目そうなお兄さんでした~。
しか~し。
日本に帰って調理しようとしたら、すんごいホコリ。
いや、この店だからとかじゃないのね。イエメンじゅうが、ホコリがあるのが当たり前なの。レンズ豆水で洗ったら、まるでお米研いでるみたいに白くなったよ。



次に乳香を購入。
乳香ってね、お香の一種なんだけど、英語ではフランキンセンスと言います。原産地はイエメンで、木の樹液が固まった松ヤニみたいなものです。かつて宗教儀式にも使われて、金と同じ値段で取り引きされた物なんだ。もちろん今は金みたいに高くはないよ。
使い方は、香木と同じ。熾した炭の上に置きます。
ちなみに、イエメンの女性はおしゃれが出来ないから、香りは気を遣うみたいで大きな乳香専門店には各国の香水も並んでいるよ。


イメージ 8これは、露店のスモークチーズ屋さん。
タイズの名物らしく一個一個が丸くて丸太を輪切りにしたような形をしているんだ。
でもすんごくしょっぱい!                                
                        
                                    
次に、たぬき念願の、イエメン女性の使う黒いスカーフを買いました。
薄い布に綺麗な刺繍やスパンコールが入っているの。中には色付きの刺繍もあったけど、たぬきは黒一色のスパンコールにしました。黒いワンピースに合わせてショールとして使えるし、しわにならないからとてもいい買い物だったと思う。




スークでのお買い物は、価格交渉が必ずあります。値札なんてついてないし、こちらもまずは相場を調べておかないと、とんでもなくボラれたりするよ。10倍とかね。
大体の観光客はお店のイエメン人よりお金持ち。騙すという感覚はないのだと思うね。

店主と客が妥当と思える金額で手を打つ。

これがスークでのお買い物のルールです。たぬきは中近東を旅して10年以上。現地ガイドに「君たちならダイジョウブ」と言われるほど価格交渉が上手くなったけど、それでも旅行のたび1~2回はとんでもなくボラれちゃいます。