nohohontanuki’s blog

たぬき 家を作る

~タイズ その1 2005年12月7日(水)

ホデイダのホテルは「田舎のホテル」という雰囲気たっぷりだった。
みな、イマイチ警戒していて
朝食のヨーグルトが2種類あり、プレーンと飲むヨーグルトみたいのがあったら
「悪くなってるんじゃないのか??」と食べない人もいた(笑)
ダノンのヨーグルトみたいので、人によって違うんだもん。
ムリもない。。

このホテルには、なんと日本人ビジネスマンがいた!
観光でもなけりゃーこんなとこまでは来ないと思っていたが
車の部品屋さんとのことであった。
そりゃ、あれだけ日本の中古車が走ってりゃ~ネ。
今は冬だから過ごしやすいが、真夏にも来るんだそうだ。
50度になるんだってよー!!
ここは海沿いの町で湿度も高いから、さぞや大変だろう。。
お体大切に・・・


この日の観光は、まずホデイダの漁港から。
つーか、ホデイダには観光スポットなんてないのだ。
沿岸地方をまわるために中継地にした町なんだ。

でも、ここの漁港はイエメンで一番大きいらしい。
それでこの規模なんである。
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まだまだ主流は木造船だ。
多分、この船はアラビアンナイトの時代から、そうは変わっていないんだろう。
  氷を運ぶ ろば君                      特産品はサメだ!!
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サメのヒレは、もちろんフカヒレとして中国方面へ出荷される。
イエメン産と比べたら、海水温や手間のかけ方から、日本のフカヒレが最高級品になるのもうなずける。
そして、サメの身は加工してイエメン国内で食べるんだそうだ。
サメって確か、アンモニア臭が発生してしまうので臭くて美味しくない、と聞いたような記憶がある。
どう加工するのかは判らないが、棒ダラのようになって後々みかけた。
やっぱり臭かった(笑)
でも、遠くから嗅いだからか、珍味のカワハギ匂いに似ていたけど(気のせいか??)


紅海やアラビア海に臨む、ティハマ平原をどんどん南下していく。
昨日まで走ってきた山岳地帯は、乾燥していて日差しは強いが、高地のため朝夕は涼しく日陰にいれば過ごしやすい。
ところが、この辺りは標高も低く海も近いので湿度も高い。
家々も、昨日見た城塞都市とは違い
アフリカの影響が強いのだ。
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下の木の枝にぶら下がっているのは「機織り鳥」の巣だ。
枯れ葉などで編んだ鳥の巣なんである。
「野生の王国」(古い!)でアフリカに住んでいる鳥だって聞いていたような・・・
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鳥までアフリカ仕様である

沿岸部となるので、土地には砂が多い。
作物だってこんな感じ・・・
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「ひえ」?かなぁ??  沢山いる養蜂家に見せて貰った蜂の巣  こんな花から集めた蜜かな??

更に道沿いの町に、らくだのごま油やさんがあった。
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目の前で、目をふさがれたラクダがごま油を絞っているのである。


本日の観光スポット 世界遺産ザビード」の町である
現在も人々が住んでいて、生活のために改装してしまい世界遺産の登録が危ぶまれているんだそうだ。
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ここは子どもが多かった。
たぬきをいたく気に入ったらしい子がいて、ずうーっとついてきた。


次回に続く・・・