nohohontanuki’s blog

たぬき 家を作る

母娘たぬきの台南・高雄 番外編

旅行記は 終わったのですが 番外編
これから台湾へ行く 一部の人にはとても重要になるかもしれない お知らせです


台湾はデング熱の感染地域なので 虫よけは必要なんですが
正直 山ん中へ行くとき以外は あまり気にしていません ( ← おすすめしませんよ)
ですが、台北市内でも 大きな公園はあり 虫に刺される可能性は ゼロじゃない

それでも 蚊に刺されたからって 即 デング熱になるわけじゃないしね・・・
気にするほど 刺されないし・・・

しかーし 蚊よりも怖い虫が 台湾にいたんです

その名は 小黒蚊
今回はその恐ろしさと 刺されたときの対処法を。




今考えてみれば 2013年にも日月潭でやられてます
その時は記事に書いてはいないんですけど とにかく悲惨な状態で
両足に 真っ赤な虫刺され跡が 左右各10個以上 あったでしょうか・・・

最初は 蚊に刺されたくらいなんですけど
痒みが一向に引かず 一日くらい経つと どんどん地腫れして
あまりの痒さに 眠れなくなるほど。

次には 地腫れは熱を持ち
中心が充血してきて そのまま内出血となり
直径1センチ前後の真っ赤な赤アザのような状態になります

そこまで行けば 熱も引き 痒みも収まってきますが 大体1~2週間かかります
そこから 内出血が治るまでとなると・・・1ヶ月はかかります





刺された当初は ムヒつけていたと思う
しばらくして 虫除け代わりに ハッカ油を塗ったら 痒みが引いたので
その後は ハッカ油を塗ってました

でも ハッカ油も底をつきそうになったので
似たようなものってことで コンビニでも売っている 台湾の緑油精って薬を買って 塗ってました
イメージ 1

緑油精って 台湾のガイドブックには必ずと行っていいほど載っている
緑色の 液体版タイガーバームみたいなものです だからスースーするの
筋肉痛とか肩こりとか・・・
かゆみは これで 一時的に収まります

タイガーバームとは ちょっと違うけど やっぱり香りは強いので
帰りの飛行機では 塗らずにガマンして
羽田についたとたん 入国審査前の通路のベンチで ヌリヌリ。
同じ飛行機だった人たち ワタクシの赤い水玉足を見て ギョッとしてましたよ
・・・悪い病気? って 見た目なんでね・・・


空港の検疫で 発熱もしてないのに 自ら虫に刺されたことを申告し
「もー かゆくてガマン出来ないので 空港内のクリニックの場所 教えてーーー!!!」 と 
泣きつきました
そして、デング熱に関するパンフレット渡されました


そのクリニックで 衝撃の事実が。
ハッカ成分は アレルギーに対して刺激になるので かゆみは収まるけど 逆効果なんだって
がーん。。。。


その後、職場近所のアレルギー科で 先生に笑われながら ( ← ヒドイ)
ステロイド剤のリンデロンを もらいましたが 
消炎作用はあっても かゆみ止め効果はないのか その後も かゆみで眠れない日々だったのです
正直リンデロンが効いたのかどうか かなり疑わしい
刺された直後に塗らなかったからかなー?と思ってました



それ以来 刺されたらすぐ塗れるように リンデロン常時携帯
そして 今回の旅行だったのです



今回 刺されたのは 5日間の日程のウチ 2日目
赤嵌楼を見学していたときだったと思う
両足に 3ヶ所づつだったから 前回よりは マシだった

虫刺されにはすぐ気づき 赤嵌楼でアイスを食べている間に リンデロン塗りました
その時は蚊だと思っていて 2013年の「あの虫」だとは まだ気づいてなかった

夕方 帆布バッグのお店を見ている時
何かが 腕に「ぷち」と当たったような気がして ふと見てみたら
黒い胡麻より小さい虫がくっついていたので 払ったら ピーッと赤く血が伸びて
刺されていたことに気づきました
即 リンデロン。

その後 食事をしてホテルに戻るまでは そんなに痒くなかったけど
お風呂に入って温まると 足も腕も モーレツに痒くなってきて 蚊じゃない事が判明
刺された直後に塗ったけど かゆみ止め効果はなく リンデロンは頼りにならない事が判明 トホホ

翌日 高雄へ移動して 街歩き中に
化粧品とかも置いているいわゆるドラックストアではない 処方薬局らしいお店を発見し
台湾の人だって この虫に刺されたら困るだろうし お薬があるんじゃないだろうか と思い
刺されたところを見せて 相談してみました
ココでも翻訳アプリ登場
「昆蟲叮咬有藥嗎?」 (虫さされの薬はありますか?)  と 腕を見せる
薬局のお姉さん 「おぅ・・・」 と言いつつ お薬2つ
一つを指差し 「もすきーと」
もう一つを指差し 「すとろんがー」
モチロン 「すとろんがー」な方買いました

ホテルで 開けてみたら 中身は 赤いタイガーバームといったところ
匂いもそんな感じで
成分が 冰片 樟脳・・・

結論から言うと 効果は 緑油精と変わらんかった・・・



いよいよ 策が尽きて 母たぬきが寝た後 スマホで あれこれググりました
台湾には多くの日本人が住んでいる
誰か この虫について書いていないかと・・・

ヒットしましたよ
やっぱり皆さんお困りのようでした
そして この虫の名前が 小黒蚊でることが判明
蚊ではなく ブユの一種なんだそう
おそろしく小さいサイズで 網戸をくぐり抜けて来るそうですが
ヤブとかにいて 一定の時期 一定の場所で わく為 同じ場所でいつも食われる ということもないらしい
なので 台湾行ったら 必ず刺されるというわけではないようです
だから ガイドブックとかにも 注意はなかったと思うんですよね

ただ、
私が腕を刺されたのは 開けっ放しとはいえ お店の中でだったので どこなら安全てものないのかな・・・

それと、予防、という意味では 長袖長ズボンだと刺されないそうです
これは想像だけど 蚊は細長いストローみたいな針で指すけど 
小黒蚊は口が短くて 服を貫通できないんじゃないかな
蚊って スゴイ奴はジーンズ越しでも刺すもんね・・・
高温多湿の台湾の夏で 長袖長ズボンは 厳しいけどねー


さて、ネットで見つけた経験者さんたちは

留学生の女の子は 台湾人のお友達に
オススメのお医者さんに連れて行ってもらい
皮下注射を2本も打たれて 
数種の処方薬もらったら ウチ2種類は胃薬で どんだけ 強い薬なんだと・・・

ひーえー そんな怖い虫なのか?

ある駐在妻さんは
授乳中であるため 強い薬は使えず 緑油精をつかってしのいでいると・・・

あぁ それはご同情申し上げる・・・

そんな中 
薬局のおばちゃんに勧められたのが まさかの日本薬で コレが効いたという記事発見
なんでもステロイド剤だそうな


泊まっているホテルの すぐそばにある SOGOに
日本薬のみを扱っている 日薬本舗というドラックストアがあったので 翌日行ってみました

はい ここでも翻訳アプリ登場
「你有類固醇驅蟲劑嗎?」 (ステロイド入ったの虫さされの薬はありますか?)
一応 駄目だったときのために その「まさかの日本薬」の画像もスマホに用意していましたが
お店のお兄さんが案内してくれたお薬は ドンピシャで その「まさかの日本薬」でした
・・・有名なのかな?


商品名もなく いきなり 「虫さされ かゆみに」 と書いてあります
イメージ 2

ホテルに帰って 早速 塗り塗り
真ん中あたりに ぽちりとあるのが 刺されたところ
手首から 肘までの間 半分位が 腫れ上がっているのがわかるでしょうか?
2013年と同じであれば この範囲が赤アザになったかもしれません

イメージ 3

こちらは 足首ちかくの 刺されたところ
刺された中心が 水ぶくれのようになっていて 周りが地腫れしています
腫れている範囲は 直径15センチ位


上の画像に写っているのが その「まさかの日本薬」
商品名が正面に書かれていません
販売名は SNOW ORIGIN EX Lotion A
製造販売元は 雪の元本店  (snow origin て まんまなネーミングだな・・・)

なんと本体表示は九割日本語です 
成分から 注意書きまで 日本語ですよ
箱の中の説明書は 台湾の言葉でした 
台湾の輸入許可番号みたいなのは 本体に書いてありますが・・・
用法・用量を台湾の言葉で本体に書かなくても いいんでしょうかねぇ?


とにかく、効きました
2013年と比較すると 劇的に効きましたよ
塗ると すぐかゆみも引いたし 地腫れもゆるやかに消えて
赤アザにもなりませんでした
(腕だけは 多少 影が残ったけど アザという程ではなく 言われなければわからない程度)


日本に帰って 色々調べたんですけど この「SNOW ORIGIN EX Lotion A」は台湾向け商品らしく
日本では販売していません
ムヒαEXが ほぼほぼ 同じ成分みたいです
そういや 毒虫とかに効くってCMやってますねぇ
アンテドラックステロイド剤配合となっているので、ステロイド剤としても安心して使用できるみたいです

台湾で ひどい虫さされにあったら PVAと書いてある虫さされのお薬を 探してみてくださいね~