nohohontanuki’s blog

たぬき 家を作る

多謝 台湾

去年のGWに台湾中部を訪問し
まず、到着した夜に 母たぬき負傷

その後の杉林渓で自分が靭帯断裂
でも、痛覚ニブイのか 断裂の事実に気づかぬまま数ヶ月(笑)
11月まで装具つけてました
やっと取れたけど、冷やすとまだ痛いよ・・・


といっても 前から悪かった膝だったし 
急に痛くなって 原因がわからない
自分自身でも どういう状態なのか 判らない状態で

私の友人同行なので 心配かけないようにと 配慮半分
痛みを隠して 旅行を開始したんです


痛みはだんだんひどくなり
昼には ほぼ観光もせず 車中待機


目的地の杉林渓に着いても ずっと ホテルでお留守番
携帯メールで 姉に連絡をとり、 成田空港~自宅は 車で送ってもらうことにしたけど・・・
いざ帰るにも 台中の山の中。
台中まではタクシーだけど 
台中の新幹線駅の 広くて長い駅を歩き切る自信すらなくなって・・・


杉林渓のホテル手配をお願いした 旅行社の日本人社員さんに相談にのってもらいました
(藤井さん その節は ありがとうございます)
旅行社のみなさんの情報によると 
インフォメーションに車椅子があるので 
相談すれば 新幹線車内まで送ってくれるし、
台北駅にも連絡をお願いすれば、タクシー乗り場まで送ってくれる との事で。。。
「それを 依頼する語学力がないのが心配」 と言ったら 藤井さん 電話くれれば通訳するわよ~と。
(わ~ん、藤井さん ありがとうございます




色々あって 予定時間より 早い時間に台中駅に到着しました
でも時間が変わったせいで 藤井さんに連絡取れず・・・
切符を買うために 窓口で あれこれ 聞いてたら (母が高齢者だから割引切符買えるか?と聞いてた)
窓口のおじちゃん 発車時間で考えこむ私をみて 察しをつけ

おじちゃん 「あんたの おかーさんは 歩けるか?」 ← カタコト英語
たぬき    「我母 受傷」 ← 筆記
おじちゃん 「どこに いるのー?」 ← カタコト英語
たぬき    身振りで 離れた柱の前に立つ 母たぬきと友人を指差す
おじちゃん  電話をとり、いずこかへTEL
         立ち上がって 私の背後にあるインフォメーションのお姉さんに 柱のトコの母たぬきを教え・・・
        「あのインフォメーションへ行って 車椅子を借りれるよ」 と おじちゃんが 全部手配してくれたの
うわ~ん ありがとう~


イメージ 1
インフォメーションのお姉さんは 切符を見ると 改札通過用?のシールをペタリと張り
「時間まで ここに座って待っててね ○分前に来るから。」と言って とりあえず インフォメーションへ戻り
次々に来る お客さんの対応に戻り・・・
5分前になり 間に合わなくなっちゃわないかな? と 心配になった頃
イメージ 2

お姉さん さっそうと 登場
母たぬきと自分の 2つのスーツケースを押す 私がやっとついて行ける位の速度で
改札へ向かい 有人改札を通過し 最短コースでホームへ
さすがプロ 時間ピッタリ


ホームでは ちょうど乗る新幹線が到着し 台中までのお客さんが降りてきたトコで。
乗るために待っている列の 最後から 
新幹線車内まで 車椅子を乗り入れてくれました
感謝でいっぱいの 母たぬきと ワタクシ。
そこで、「タイペイステイション プリーズ コール」 と身振りで 連絡をお願いしたら
「もっちろ~ん おっけ~よー」 みたいな感じで 
ニコッと して お姉さんは ホームへ降りて行きました
うわ~ん ありがとう~




台北駅に到着する前に
キャビンアテンダントさん なんでしょうか
係のお姉さんがやって来て 「もうすぐ 台北駅ですよ~ 立てますか?」と
(もちろん中国語 何故かこういう時は何を言っているのか なんとなく判る)
母たぬきに付き添ってくれました

台北駅のホームには 車椅子を持った 係のお姉さんが 待っていました
母たぬきは ホームまで支えてもらって 車椅子へ
係のお姉さんは ホテルはドコ? と聞いて下さり 駅の外の タクシー乗り場まで
タクシーに乗るところまで 手伝ってくださいました
うわ~ん ありがとう~
 


そうなんだよ。
車椅子借りても 私が車椅子を押すと  荷物を持つ人が いないんだよ。
だから、かかりの方が押してくださるのが とても 助かったの。


駅近の ホテルをとっていたので タクシーに乗ることは気が引けたのだけど
運ちゃんに お願いしてくれて 無事ホテルに着きました
あんまり近い距離に 運ちゃん ちょっと不満気でしたケド
私の 困った顔と 感謝の気もちが通じたのか 
最後には いいんだよ~気をつけて~ って感じに・・・
運ちゃん ありがとうございます~



帰国まで ご飯を食べに行ったり
前回知り合った マッサージ屋さんのオーナーさんのトコ行っても
皆さん 優しく 心配してくれて 申し訳ない・・・


桃園空港では 車椅子をお願いしても 「チェックインカウンターまで来て下さい」と 言われちゃったけど
なんとか ゆっくり歩けたので そこからは車椅子で搭乗口まで 送ってもらえました

搭乗時間になったら 係の人が優先搭乗に声掛けしてくださり
座席まで付き添ってくださいました

幸い、早目に飛行機の予約をしていて 座席は搭乗口のすぐそばをとっていたので
なんとかなりました



日本に着いて
航空会社の方が 車椅子を押してくださったのですけど
荷物受け取りのトコまでが 担当エリアなんで ココまでしかご案内できないんです。と 言われ・・・
空港ビル内は ビルのインフォメーションに申しこめば貸してくれると 案内してくれたけど そこまで遠い・・・

途方に暮れていたら 航空会社の方の上司が機転を利かせてくださり 
担当エリア外のインフォメーションまで 送ってくれました
スイマセン・・・助かりました




インフォメーションで 車椅子をお願いしたところ
いきなり 免責事項の説明に・・・
車椅子を使ってケガをしても訴えませんとか
必ず返却します とか 色々・・・
そして それを了承しましたって サインを。
あぁ、ココは日本なんだなぁ・・・

で、じゃあ どうぞ。 と 車椅子を 渡されちゃって。。。。
荷物押す人 居ない~

友達が インフォメーションに荷物を預かってもらって 母だけ先に・・・と言いかけたら
インフォメーションでは 荷物預かりは出来ないんです。と 即答。

えぇぇぇぇ・・・
・・・えーと どうしよ?

と、わたわたしてたら 相当遠慮がちに 「よろしかったら 駐車エリアまで車椅子を押しましょうか?」と
とても助かりました ありがとうございます




でも、どうしても 台湾のするっとした 親切に慣れてしまうと
ぎこちない感じがしてしまいます

第三ターミナル 出来て 数ヶ月しか経ってなかったから ノウハウがなかったのかもしれないです
助けて頂いて 恩知らずな感想で ごめんなさい




私も するっと軽く ぎこちなくなく 親切が出来るように 心がけます
それが おもてなしの心に 通じると思うし
せっかく日本まで お金をつかって 来てくれたのだから
良い思い出を持って帰って欲しい
というか、「おもてなし」なんて 特別な言葉にしなくても 困っている人には すっと手を差し伸べたい
する方も 受ける方も、身構えずに 出来るようになりたい
それは、外国人だけではなく、妊婦さんや高齢者やハンデのある人 すべてにです

自分が病気をして、しんどい数年を過ごし 元気になった今
しんどさが判るだけに ハンデのある人に優しくありたいです

大陸や、半島の方々が沢山来ると 文化の違いで 色々摩擦が起きるけど
日本の良い点を見て 我が身を直すキッカケになればいいんじゃないかな

おもてなしの心 日本だけじゃないですよ
台湾の方が おもてなしは 上かもしれないと思う 今日このごろ
サービス業とかじゃなく、普通の人の親切に いつも助けられてます

もちろん 日本にも、台湾にも 悪人はいるので 最低限の注意は必要だけど
ステキ台湾が 大陸からの観光客の波に揉まれて スレてしまいませんように・・・


多謝 台湾

加油 台南
加油 台湾

今回の台湾南部の地震で被害に合われた方々に お見舞い申し上げます
落ち着いたら 台南 伺います
母たぬきも 一緒だと思うので ちょっと時間はかかるかもしれないけど。

義援金を送る以外には
観光をする という 支援しか 今は 思いつかないから。